【高卒も正社員になれるサラリーマンの仕事3選】仕事内容・給料・メリット公開!
日本の就職市場では「学歴」がひとつのポイントになります。一部の大手企業や給料が良い、福利厚生が整っているような優良企業には入社希望者が殺到するため、学歴である程度絞る必要があるからです。
したがって、最終学歴が高卒の人は応募できる会社にある程度の制限がかかってしまうことは否めません。
しかし、高卒であっても応募できる正社員の求人はたくさんあります。そこで、本記事では高卒の人におすすめしたいサラリーマンの求人の代表例3つをご紹介します。
高卒の給料はどのくらいもらえる?
高校 | 専門学校 | 高専・短大 | 大学 |
---|---|---|---|
27.15万円 | 28.84万円 | 28.92万円 | 35.95万円 |
「やっぱり高卒は高い給料を稼げないのか・・・」と諦めたくなる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、これはあくまで平均値。大切なのは自分が本気で稼ぎたいと思うかどうかです。そこで稼ぎたいと考えるなら、高卒者もサラリーマンの仕事を狙ってみてはいかがでしょうか。
「え?高卒なのにサラリーマン?」と少々意外に感じられている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は高卒者におすすめしたい3つの仕事が存在します。
次の章からはそれぞれの仕事内容やメリット&デメリット、給与についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
高卒サラリーマンの仕事1.「不動産営業」
まず紹介するのは「不動産営業」です。新築一戸建てから投資用の中古マンションまで家や土地の売買・賃貸の仲介を行うのが不動産営業という仕事になります。
不動産営業は大きく分けて「売買」と「賃貸」の2種類です。「売買」とは、会社が不動産を買い取り、リフォームした状態で別の客に売るビジネスになります。
飛び込み営業や電話営業などでアポイントを取り、再販価値のある家を仕入れ、リフォームで付加価値をつけた状態で再度エンドユーザーに売ることで利益をあげます。
仕事内容はひたすらアポイントを取って商談を行う繰り返しになるので、かなりのメンタリティが必要になる仕事です。
そのため、人材の入れ替わりが激しく常に人材を求人で募集している業種でもあります。ただし高卒未経験でもやる気次第で高月給を狙えるのがメリットです。
これに対して「仲介」とは不動産を所有しているオーナーと家を借りたい人をつなげる仕事です。不動産オーナーは、所有しているマンションやアパートを他人に貸すことで賃貸収入を得たいと考えています。
もっとも、家を借りたい客を探すのは容易ではありません。そこで、不動産会社がオーナーと客を仲介することで、両者を引き合わせます。
このときに、仲介手数料を取ることで不動産会社は利益を上げているのです。
不動産営業のメリット&デメリット
仲介の特徴は「学歴不問」「経験不問」「未経験歓迎・未経験OK」としている企業・求人がたくさんあるという点になります。
不動産に関する知識はもちろん必要ですが、そこまで難しいスキルや技術も必要ないので、高卒でも採用・歓迎している企業が多くあります。
売買や仲介のどちらにも共通しているのは「実力主義」が基本的な考え方だということです。学歴で区別するのはなく「どれだけ契約を取れるか」が一番の評価ポイントになります。
だからこそこの仕事では学歴関係なく未経験でも契約を取れればその実力次第で月給UPも目指すことができ、見合った給与を得ることができるのです。
ただし「勝ち」や「一番」のこだわったり、給料に執着がそこまでない人にはキツイ現場になるだろうことも否めません。
実力主義であるということは、逆に言えば実力がなければどんどん蹴落とされていくということになります。それがストレスになりそうだという方には不向きでしょう。
不動産営業の給料
高卒で不動産営業の仕事に就職をした場合の給料の出発値は約20万円前後であるといわれています。
この額だけ見ると比較的低いようにも見えますが、実際はこれに歩合給の分が大きく上乗せされます。
また高卒で不動産営業の仕事につく場合と大卒とでは基本給そのものに差がありますが、歩合給が全体の多くを占めるため、結果としてさほど差はありません。
高卒からがっつり稼ぎたい、大卒異常の給料を目指したいという方にはぜひおすすめしたい仕事です。
高卒で高収入の仕事をお探しの方はぜひこちらのコラムもご覧ください。
高卒サラリーマンの仕事2.「飲食業」
学生のアルバイトでも人気の飲食店では、恒常的に正社員を募集している会社や求人サイトや雑誌に掲載されている求人が多数あります。
基本的な仕事内容は、店舗での接客、調理補助、会計、アルバイトの採用・管理、スケジュール管理などです。
会社員として就職するときの問題点は「実際に入社してみないと仕事内容や雰囲気が分からない」という点ですが、飲食店でアルバイトをした経験がある人ならば、仕事内容も概ね理解できるでしょう。
サラリーマンといえばスーツを着て働くイメージがあるかと思いますが、例えば店舗従業員から店長に昇格し、そこから本部に配属されることもありえます。
そんなの無理に決まってるじゃーんと考えている人ほどその実現からかけ離れてしまいますので、少しでも興味を抱いたなら「きっとできるはず」と思考を転換してみましょう。
飲食業のメリット&デメリット
飲食業はアルバイト経験があればそれを活かすことができるという点や、特別なスキルや技術を必要としない点がメリットです。
アルバイトのときにどんな経験をしてどんな風にお客様の声を聞いてきたかをアピールすることによって、自分が飲食業に向いていることを企業に伝えることができます。
募集が多数ある飲食店の正社員ですが、それには理由があります。人材が不足している一番大きな理由は「給料の低さ」と「サービス残業の多さ」です。
さらに、店舗の戸締りや仕込みなど残業手当の付かないサービス残業がたくさんあるため「労働時間に見合った給料ではない」として辞めていく人が後を絶ちません。
したがって、飲食店で正社員に就職することを考える場合には「なぜその飲食店で正社員になりたいのか」「将来はどうなりたいのか」を明確にしたうえで求人に応募しましょう。
店舗で実績を積めばたとえ高卒未経験でも将来的に店長やエリアマネージャーなどの出世の道も用意されており、給与のUPも目指すことができるでしょう。
飲食業の給料
ほとんどの企業で正社員であっても入社1年目の月給は18万円~25万円前後で、そこから社会保険や税金が引かれると手取りは15万円~20万円ほどになります。
飲食業の給料の特徴は、働き始めの賃金は低いですが、長く働いてキャリアを積んでいくとどんどん増えていくということです。
将来のためにコツコツと積み上げていくことができる人に向いている仕事かもしれません。ちなみに、高卒で飲食業界を視野に入れようと考えている方にはこちらのコラムも人気です。
高卒サラリーマンの仕事3.「公務員」
3つ目に紹介するのは「公務員」です。地方の役所や自治体での勤務、警察官、自衛隊、消防士など、公務員の仕事は幅広くあります。求人も多数です。
国家公務員1種などのいわゆる「官僚」と呼ばれるような役職には「大卒」などの募集条件がありますが、ほとんどの公務員は高卒で応募できます。
公務員のメリット&デメリット
公務員のメリットは、やはり「安定した給料」と「年功序列の給料体系」です。
民間企業は、どんな大企業でも倒産のリスクがあります。また、不況や不景気の影響を受けてボーナスがカットされたり給料が減ったりすることもあります。
その点公務員は国が運営しているためその心配が必要ありません。安定して働きたいという方にはとても大きなメリットであるといえるでしょう。
さらに、よほどのことがない限りリストラされることもないため社会的な信用もあります。
ただしひとつ注意点があるとすれば、高卒から応募できる公務員の職種には出世できる限界があるということです。
将来的に上位の役職に就けるのは大卒以上の学歴がある人というのが一般的ですから「学歴主義」とも言える仕事です。
高卒未経験からでも歓迎はされますが、「実力で評価されたい」「自分のがんばりが給料に反映される仕事がいい」という人はほかの職種を検討するのが無難でしょう。
公務員の給料
そんななか、公務員の給料は一定額が国から保証されています。
公務員の中にもさまざまな職種が存在するためその都度給与は変わりますが、例えば23、24歳の高卒警察官の給料はだいたい30万円前後であるといわれており、その後25歳以降は少しずつ上がっていき、40代半ばでは55万円前後とかなり高給です。
また、高卒で区役所に勤めた場合の給料は24~27歳くらいで考えるとだいたい25万円前後であるといわれており、こちらもまともに稼げる額であるといえます(手取りはこれのだいたい80%ほどとお考えください)。
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高卒がサラリーマンになって給料を上げるコツ
同一の職場で長く働く
統計上では学歴が高いほどお金が稼ぎやすいという結果が示されています。しかし、それはあくまでも平均値に過ぎません。
中には、学歴が高くなくてもより多くのお金を稼ぐ人は存在します。それでは同じ高卒でもお金を稼げる人と稼げない人の違いはどこにあるのでしょうか。
たとえば、同一の職場で長く働いているかどうかという点が挙げられます。同じ職場でキャリアを積んでいけば、それだけ専門知識も身につきその職場にとってなくてはならない存在になってきます。
そして、交換の効かない人材となれば上司の評価も高くなり、昇給のチャンスも増えてくるというわけです。
高卒の方のほうがキャリアを長く積めるため、そういった意味では高学歴者より有利だとも言えます。問題はその長いキャリアをどう活かすかです。
逆に、就職してもすぐに嫌毛がさしてコロコロと仕事を変えているようだと給与は低いままでしょう。高卒の方が稼げるようになるためには、同じ職場でコツコツとがんばり続けることも大切なのです。
インセンティブのある仕事に就く
年功序列ではなく給与に占めるインセンティブの割合が高い仕事に就職・転職するのも、選択肢のひとつでしょう。インセンティブのある仕事の代表的な例は営業職ですね。
インセンティブとは、毎月の新規契約数や契約金額に応じて基本給に給料が上乗せされる仕組みのことです。こうした仕事では、勤続年数や経験よりも結果が重要視されます。
たとえ経験が少なくとも結果を残すことさえできれば大きな見返りが得られるのが、インセンティブのある仕事の魅力です。
少しでも収入を上げたいとお考えの中卒の方はぜひインセンティブのある求人を探してみてはいかがでしょうか。
資格の取得など成長するための努力を怠らない
どのような仕事に就職・転職する場合でも経験や学歴に関わらず、自分が成長するための努力ができなければ平均年収以上の収入を得ることは難しいでしょう。
たとえ大企業に長く勤めることができたとしても、必要な資格を取得しなかったり技術の習得を怠ったりすれば、昇給や昇格を望むことはできません。
長く勤めていても後から入ってきた人にどんどん抜かれることになってしまいます。営業職の場合、自社の製品をいかにして売るかを自分で考え実行することができなければ、結果を残すことはできないでしょう。
また資格の取得は転職を考える際にも役に立ちます。現場で必要とされる資格を取ることができれば、それを武器によりよい条件で働ける職場が見つかるかもしれません。
経験を活かして転職する
業種や企業の規模で月収が数万円も変わるので、転職することで月収が上がる可能性は十分にあります。
特に今の業種にあまり執着がなく新しい仕事をすることに抵抗がないようなら、できるだけ早い時点で転職も視野に入れておくほうがいいかもしれません。
なぜなら、年齢が上がるほど転職希望者に会社が求めるスキルも上がるからです。
誰の目にも分かりやすい大きな実績を持っているか、難しい国家資格を保有しているなど、特別な売り込みポイントがない限り高卒に限らず大卒者でも転職に不利な場合が少なくありません。
大切なのは求人をたくさん調べること!エージェントで非公開求人も!
就職市場では、数十年前に比べて学歴に偏った考え方はされにくくなってきています。
高卒未経験であったとしても、サラリーマンの求人はたくさんあるのです。給与の高い求人も多くあり、就職に諦める必要は全くありません。
もちろん、大卒に比べれば応募できる幅は狭くなる可能性も否定できませんが、実際に社会に出てみれば「学歴」はさほど役に立つとは言えません。
学歴よりも大切なのは「本人の努力と向上心」です。「学歴や経験の差なんてひっくり返してやる」という向上心で、日々の努力を積み重ねれば大卒の人よりもお金を稼ぐことは十分に可能でしょう。
そして、それと同じくらい就職活動で大切なのは求人をたくさん調べ、公開しいなくて済むくらいに比較・検討することです。
高卒向けの求人は予想以上に多くあるため、あとから「この求人を知ってたらこっちにしてたのに!」という後悔が生じないとも限りません。
そこで、あらゆる求人サイトにたくさん目を通し、多少なりとも時間をかけてみるのが得策です。少し調べただけで簡単に決めてしまってはあとあと後悔することは避けにくいでしょう。
そしておすすめな求人の調べ方として挙げられるのが、就職・転職エージェントを利用して非公開求人を紹介してもらうことです。
通常就職・転職エージェントでは業界、職種を問わずあらゆる求人を紹介しているものですが、それらのほとんどは各エージェントのサイト内で閲覧することができます。
エージェントを利用しようか検討している段階の方の中には、そのサイト内に自分の気になる求人があるかどうかによって決定する方も少なくないようです。
しかし、エージェントには非公開求人を用意しているところも決して少なくありません。
非公開求人はその名の通り一般には紹介していない求人を指し、各エージェントに会員登録した人のみを対象に必要に沿って公開されているものです。
非公開求人の中にはより好条件のものも多く含まれており、エージェントを利用するメリットの中でも影響の大きいものであると考えられます。
エージェントはすべてのサービスを無料で利用することができ、無理に求人に応募させられる心配もありません。より自分の希望に近い求人を探しているという方はぜひ一度利用を検討してみてください。
おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。
「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。
しかしどうしても自分の良いところや強みがわからないときにはぜひ、私たち第二新卒エージェントneoに頼ってください。これまで多数の内定者を輩出した確かな実力を持ってあなたの性格を分析、そして安心して働ける求人をご紹介致します。共に楽しい仕事探しを成功させましょう!