中卒の履歴書対策・完全版!正しく書くだけでは足りない履歴書の極意とは?
「自分は中卒だから転職するのは難しいのでは」と悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。しかし、中卒であっても転職したいという気持ちがあれば正社員への道は十分に開けます。
しかし転職したいと思うだけでは何も前に進みません。いろいろと気を遣う必要がありますが、その中でも大切なのは履歴書をプロ並みのクオリティで作成することです。
ぜひその必要なポイントを押さえて転職活動を有意義に進めましょう。この記事では、中卒で転職する際に押さえておきたい履歴書のポイントをご紹介します。
履歴書を書く前に!中卒転職で知っておくべきポイント
仕事を探す時は長く続けられる求人を探そう
希望の企業への転職を果たすには、仕事を探す段階で自分が長く続けられる求人を見つけることが重要です。その理由は、好きな分野の仕事なら長続きしやすいからです。
中卒は高卒や大卒よりも転職活動で不利になる可能性は否定できませんが、「応募できる求人ならどこでも良い」と考えて応募してしまうと、就職してから苦労する可能性があります。
そうならないためにも、仕事を選ぶ時には自分自身が好きなことや特技、長所などを書き出して一度整理し、自分の適性に合う求人を探すようにしましょう。
学歴上のコンプレックス、苦手意識などで自分の可能性を縛りつけずに、未経験の仕事でも真面目に取り組む積極的な姿勢が就職活動を成功に導く近道です。
ただし、どんな種類の仕事も、実際に経験してみなければ自分に合っているか分からない、という点も事実。少しでも興味や関心を持てる求人なら、まずは応募してみましょう。
情報収集の徹底が重要
中卒者が転職を目指す時に、就職活動でカギになるのは何と言ってもどれだけ情報収集をするかです。
その理由は、中卒者の就職活動では大卒者や高卒者と比較して正社員の求人数が少ないことや、募集はあったとしても倍率が高いケースがあるからです。
学歴という壁を越えるためには、応募している企業の対象者に中卒が含まれている求人の情報を確実に集めて履歴書の中でアピールする必要があります。
情報収集の段階から遅れを取ってしまうと、条件の良い求人の募集が締め切られてしまう可能性が高いので、スピードも重視しましょう。
また、中卒者が応募できる求人情報を探す具体的な方法としては、新聞および広告に掲載されている求人募集を探したり、インターネット上の求人サイトやハローワークなどを利用する方法があります。
しかし、数多くの求人情報から中卒者でも応募ができる求人を探すのは難しかったり、倍率が高くてなかなか内定に繋がらないケースも。
そのため情報収集に時間をかけることが大切なのですが、中卒の方の場合には少々やっかいな点があります。
学歴に強みがあまりないという場合には若さをアピールする必要があるため、情報収集に時間をかけすぎてしまうことはあまり得策とはいえないのです。では、一体どうすればいいのでしょうか?
近年10代や20代の中卒に人気なのが就職・転職のプロのサポートを受けて、学歴によって判断されにくい就職・転職活動を行う方法です。
エージェントに相談すればプロの観点から情報を集めることができ、ムダな労力を割くことなく上質な情報を得ることができます。利用料が無料にも関わらず、自分の性格や希望に合った求人を紹介してもらうことができます。
学歴に関わらず理想の就職・転職を実現させたいという方はぜひ一度チェックしてみてください。
履歴書の選び方
履歴書には複数の種類・サイズがあると解説してきましたが、それではどのような場面でどのような履歴書を使用するのが適切なのでしょうか。ここでは、ケース別に履歴書の選び方を説明していきます。
転職する場合は、ベーシックなJIS規格のタイプ、または転職者用の履歴書を選ぶのがおすすめです。何度か転職している場合は、職歴欄が大きめのものが良いでしょう。
転職者用は職務経歴書がセットになっているタイプもあります。履歴書と別に用紙を準備する必要がないので便利です。
また、転職用の履歴書は転職の動機や退職理由について記載する欄が設けられている場合もあります。転職希望なら、採用面接の際、前職を退職した理由はほぼ確実に聞かれます。
面接時に口頭で話すのも良いですが、仮にうまく伝えられなかったら…と不安に思うよりは、あらかじめ履歴書に記入しておくことで、安心できるでしょう。
また、面接する企業側も履歴書に文章として書いてあった方がより理解が深まります。なお、職務経歴書はA4サイズであることが多いため、履歴書も合わせてA4サイズにした方が印象が良いかもしれません。
【見本つき!】履歴書の書き方の基本
中卒者がより大卒者との差を広げて内定を勝ち取るためには、やはり履歴書作成が非常に重要です。
履歴書は書類とはいえど、企業に自分をしてもらう最初の場です。履歴書次第で自分の企業へ与える印象が決まってしまいます。
履歴書で受ける印象があまり良くない場合、ヘタをすると書類選考で落とされてしまい面接すらさせてもらえない可能性もあります。手を抜かずに作成することが重要です。
さて、ということでここでは履歴書の基本的な書き方について解説していきます。まずは表部分の書き方についてです。
まず、履歴書は以下のように記入していきます。はじめに完成型を確認してイメージをつかみましょう。
▼履歴書の表
修正液はNG
なお、手書きの場合には書き損じてしまうこともあるかとは思いますが、絶対に修正液や修正テープを使用しないようにしましょう。公式の文書ではそのような修正を行なうとマナー違反にあたります。
間違えてしまった場合には新しい履歴書を作成するか、どうしても予備がない場合は間違えてしまって箇所に定規を使って字の上から二重線を引き、修正印を押せば問題はありません。
しかしあくまでも履歴書はミスのない綺麗な状態のものが好ましいため、履歴書を作成する際には呼び分も少し多めに購入しておくことをおすすめします。
学歴欄の書き方
学歴欄には学校名を正式名称で記入します。中学についても必ず「中学校」と書きましょう。
なお、履歴書作成でよくわからなくなるのが自分がいつどのタイミングでその学校に入学して卒業したかです。年齢から逆算すれば出すことはできますが、意外と面倒でミスがないかと不安にもなります。
そこで下記の表を元に作成すれば間違いなく、かつ簡単に記載することが可能です。お困りの場合にはぜひ活用してください。
職歴欄はアルバイト経験を書いてもOK
職歴が少なすぎてアピールしにくい場合はアルバイト経歴も書くようにしましょう。必ず働いていた場所の名前と業務内容を明記して、自分にだいたいどのくらいの経験とスキルがあるかを知ってもらうのです。
なお、たとえアルバイトでも、勤め先が会社っぽくなくとも「入社」「退社」と表記するのが基本的なルールです。ここにも注意しましょう。
また退社理由については「一身上の都合」で問題ありません。ただし面接に進んだ場合に面接官から具体的な理由を質問される場合もありますので、その場合のことも想定しておきましょう。
資格欄には書けるものを全部書こう
▼履歴書の裏
履歴書の裏面にはこのように資格を書くスペースがあります。ご覧の通り漢検などの取得しやすいものでも記載して問題ありませんので、記載できるものは記載しましょう。
ただしTOEICについては高得点でないとアピールしづらい上に、あまり高得点ではない場合にそれをわざわざ伝える必要はありませんので、だいたい600点を越えるくらいの数値の場合のみ記載しましょう。
志望動機を制覇しよう!
志望動機については履歴書作成の中で最も難しく感じる難関かもしれません。これについては別コラムで詳細な情報をお伝えしているのでぜひチェックしてみてください。
【ワンランク上】中卒がより差をつけられる履歴書のポイント
実際の転職活動の中で中卒の人が気を付けるべきことは、履歴書の書き方や面接での態度などの一般的なマナーです。
面接の際などに学歴が中卒の人が企業から不安視されるのは、まさにそういったいわば常識的な部分です。入室時のマナーや受け答えの丁寧さなど、しっかりとした準備を行ってから面接などに臨みましょう。
履歴書はたとえヘタでも丁寧に書こう!
履歴書は書く際の文字に注意が必要です。相手の人が読みやすい、出来るだけ綺麗な文字で書きましょう。パソコンを使って書けるのであれば、それもまたアピールになります。
得意なこと、続けてきたことを徹底アピール!
また、自分の得意なことや続けてきたことがあれば、積極的にアピールをするようにしましょう。
例えば、自分で挑戦している資格取得のための勉強でも構いません。仕事に直接関係のないことであっても、「学歴差を埋めるために努力しているのだな」という良い印象を面接で与えることが出来ます。
早めに社会に出た強みをアピール!
なお中卒は他の人より学業は早く終えたかもしれませんが、その分社会に早く出て働き経験を積んできたという大きな強みがある言えます。
前職でどのような事をしてきたのか、その中で自分が心がけてきたことや達成できたことは何か、小さなことでも遠慮せずに志望動機や自己PR、面接などで出すようにしましょう。
自己PRや志望動機ではこれを書こう
自己PRや志望動機において企業がチェックしているのは基本的に、「その応募者がその企業でしっかりと成果を出してくれるか」、そして「本人の目標や希望している方向性とその企業の方針が合致しているか」です。
したがって、その企業ではどんな人材が成果を上げることができ、またその企業がどんな経営方針でどんな理念を掲げているのかなどをしっかりと研究しておく必要があります。
そしてそのためには企業分析はもちろん、自己分析もしっかりと行なっておく必要があります。自己分析とは自分の強みや得意分野、また目標や理想像などを明確にするための作業のことです。
詳しい方法はこちらの記事でお伝えしておりますので、3分ほどお時間がおありの方はぜひご覧ください。
ちなみに、応募書類の作成についてもエージェントに相談すれば、マンツーマンでプロからのアドバイスをもらいながら作成することができます。
イチから履歴書を作成してもらっている求職者の方も多くいらっしゃるため、作成がどうしても不安だというは特に必見です。
中卒の転職が有利になる資格とは?
正社員としての再就職を中卒者が目指す時は、資格を取得していた方が就職活動で応募する職種の幅が広がります。
なぜなら履歴書の「資格」欄に書くことができますし、学歴がネックになりがちな中卒就職でも就職活動に有利と言われている資格を取れば、他の応募者との間に差を付けられるからです。
また、自分自身に対しての自信が生まれるという点も大きなメリットです。
高卒認定試験が人気!
ただ資格と言っても世の中には様々な種類の資格が存在します。その中で、中卒者に人気がある資格の一つが「高等学校卒業程度認定試験」です。
この資格は「高卒認定」とも呼ばれ、高校に進学しなかった人あるいは高校中退者などが受験する資格です。高校の課程を修了していない人に対して、学習の成果を適切に評価する国家試験です。
この試験に合格して高卒と同じレベルの学力があると認められれば、国公立や私立大、短大や専門学校などの受験資格が得られます。
受験することができる資格の幅も格段に広がり、何よりも「中卒」の学歴から「高卒と同等」にランクアップできるので就職活動に有利です。
しかも、受験資格には上限が定められていないため、ブランクの期間が長いフリーターの人にとっても大きいチャンスと言えるでしょう。
高卒認定試験を受ける準備と手順
高卒認定試験を受験するには、まずは受験に必要な書類が同封されている受験案内を手に入れましょう。
具体的には、直接受験案内を手に入れたいなら文部科学省や各都道府県教育委員会、各都道府県などの配付場所で入手できます。
あるいは、資料が請求できる受付サイトでダウンロードするか、電話で受験案内を取り寄せることも可能です。
配布の時期は、第1回目の試験は毎年4月の中旬頃で、第2回目の試験は7月の下旬頃になっています。受験案内が手元に届いたら、願書を指定の機関に提出して受験しましょう。
履歴書を一人で書くのが不安ならプロに相談しよう!
中卒者の立場でも、正社員として再就職できる可能性がない訳では決してありません。
資格を取得してスキルアップを行えば就職活動でも有利になりますし、情報収集を徹底することで条件が良い求人が見つかる可能性が高まります。
再就職を目標に掲げて、今できることから一歩ずつ取り組んで行きましょう。
繰り返しになりますが、一人で活動するのが心配な時は私たち第二新卒エージェントneoのサポートサービスを利用してみて下さい。
私たちは、様々な企業が存在する中でも、学歴に関係なく若年層が安心して働ける企業を紹介しています。
学歴に関係なく理想の仕事を見つけたいという方は、ぜひ一度チェックしてみてください。
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転職活動を行う際、気になってしまうのが学歴のことです。近年では、学歴社会が終わりを告げ即戦力が求められるようになってきていると言われていますが、実際には学歴重視の会社が多いのは事実です。
そのような中で中卒者が学歴によって生まれる差を埋めて転職活動を成功させるには、具体的に何をすれば良いのでしょうか?
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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。
「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。
しかしどうしても自分の良いところや強みがわからないときにはぜひ、私たち第二新卒エージェントneoに頼ってください。これまで多数の内定者を輩出した確かな実力を持ってあなたの性格を分析、そして安心して働ける求人をご紹介致します。共に楽しい仕事探しを成功させましょう!