既卒とはどんな人？

既卒とは、中学・高校・大学などの学校を卒業してから、正社員として働いた経験がない人のことです。
一般的には、学校を卒業して1年～3年くらい経つ人を指すことが多いようです。

既卒者には、「新卒で就活したが内定をもらえなかった人」「就活をせずにフリーターになった人」「親の介護など家庭の事情から就活できなかった人」など、さまざまな人たちがいます。

既卒になった理由は何であれ、これから正社員就職を目指すのであれば中途採用の枠に応募することになります。
中途採用では、募集している職種で即戦力となる経験やスキルを求められるため、社会人経験が少ない既卒にとっては不利になるケースも多いのです。

そのため、正社員への就職を心から望んでいるのに、就活を始める前からすでに無理だと諦めている既卒者も少なくありません。

また、求人の探し方や就活の仕方がわからないという人も、既卒者には多い傾向です。
新卒で就活をした経験はあるものの、数年が経過したためどのように活動していたのかを忘れてしまったり、あるいは就活をしておらず基本的な知識が備わっていなかったりするからです。

正社員への就職を決心したにもかかわらず、どのように就活を進めていけばよいのかわからなくなり、途中でつまずいてしまう人が多いのも既卒の特徴といえます。

▶あなたは大丈夫？既卒が就職するための面接対策｢絶対五箇条｣

求人探しの前にすべきこと

就職活動を始めるときに、いきなり求人検索をしていませんか？

求人探しをする前には、やらなければならない大事な準備があります。
正社員への就職を目指すのであれば、なおさら欠かせないポイントです。

それは、これまでの経験の棚卸しと、これから成し遂げたいことを整理することです。

正社員の経験はないとしても、アルバイトや契約社員など何らかの雇用形態で働いた経験はあるでしょう。
そのときに学んだことや身につけたスキルが、今後の仕事にも役立つはずです。

また仕事以外にも、学生時代に継続して取り組んでいたことや、情熱を注いでいたことにもヒントが隠れています。
それらの経験を振り返り、自分には何ができるのか、何が得意なのかを書き出してみましょう。

次に、将来の自分を想像します。
どんな仕事に就きたいのか、何を達成していきたいのか、棚卸しした経験をもとに考えを絞っていきます。

自分がすでに知っている情報だけでは視野が狭くなりがちなので、業界地図を見るのもおすすめです。

業界地図とは、その業界の規模や動向、流行、主要企業などを、業界ごとにまとめたものです。
これまではノーマークだった業界に興味が出てきたり、世の中にはこんな仕事もあったのかと気づいたり、さまざまな発見があることでしょう。

準備段階では、視野を広げて選択肢を増やすためにも、できる限りたくさんの情報に触れることが大切です。
集めた情報を比較して、自分に向いている仕事を探してみてください。

どこで仕事を探すのか？

仕事を探すとしたら、求人情報サイトやハローワーク（公共職業安定所）を利用するのが一般的でしょう。
もちろん、大宮にもハローワークはあります。

求人探しのポイントは、待遇面だけで決めないことです。

給与がよい、ボーナスがしっかり支給される、残業がない、などの待遇だけを重視して、すべての条件を満たす求人を探してもなかなか見つかりません。
もし見つかったとしても、好条件のそろった求人は誰もが働きたい場所であり、競争率はその分高くなります。

また、大手企業や有名企業にこだわり過ぎるのも要注意です。
絶対に譲れない条件だけに絞って広く検索してみると、思わぬ優良企業が見つかるかもしれません。

また、自分は企業が求める人物像に合っているのか、自分の適性にマッチしているのか、などの見極めも必要です。
自分に不向きな求人ばかりに応募していては、なかなか採用がもらえないでしょう。

しかし、求人情報サイトやハローワークには、就職のアドバイスをこと細かにしてくれる人はいません。
自分で求人を探し、自分で書類を用意して応募するのが基本です。

そこで、本格的な就活は初めてで自力では難しいという人は、私たち第二新卒エージェントNEOのような就職支援サービスを利用するのも有効な方法です。
就職支援サービスでは、一人ひとりにマッチした求人を紹介したり、応募書類の書き方や面接のコツをアドバイスしたりなど、就職を成功に導くためのサポートを行っています。

▶知らなきゃヤバイ！就職を目指す既卒が面接で注意すべきポイント

既卒向けの求人とは？

既卒に向いている求人は、募集条件に「未経験者歓迎」「未経験可」などと書かれているものです。

例えば、営業職やプログラマーの求人に多く見られます。

営業職は、今後の成長次第ではキャリアアップが見込めます。

そしてプログラマーとは、プログラムを組んで、システムやソフトウェアを構築する仕事です。
ウェブサイトやアプリ、ゲームなど、幅広い分野で活躍しています。

ただし、「未経験者」の定義は、応募企業によって異なります。
「何もかもすべてが未経験でOK」という意味の場合もあれば、「実務に関しては未経験でも可」という場合もあるため、応募資格をしっかり確認するようにしましょう。

研修制度が充実している企業も、既卒にはおすすめです。

入社後の研修はもちろん、レベルに合わせて随時研修を行っている企業なら、比較的スムーズに仕事に馴染むことができます。

また、研修制度が充実している企業では従業員を育てていきたいという考えが根底にあり、ポテンシャル重視の採用が多い傾向です。

ポテンシャル採用とは、人柄や熱意を重視して、今後の成長が見込める人材を積極的に採用することです。
一般的に中途採用では経験やスキルを重視されますので、ポテンシャル重視の企業は既卒にとって狙い目ともいえます。

ただし若いうちから育てていくことが目的なので、既卒は年齢が上がれば上がるほど不利になっていきます。

企業側にもメリットがある

既卒を採用することで、企業側にもメリットがあると考えている採用担当者も少なくありません。

よく耳にするのは、既卒者は特定の企業のカラーにまだ染まっていないため物事を柔軟に吸収できる素直さがあり育成しやすいという意見です。

中途採用の転職者のなかには、その業界・職種での経験やスキルは豊富だけれども、自分の仕事のやり方に固執して周囲との連携がうまくとれない人もいるそうです。
職歴・経験が長くなれば長くなるほど、それまで築いてきた実績やプライドがあり、簡単には自分の意見・主張を曲げられないのでしょう。

その点既卒者は一から育成していけるので、将来の企業の中核を担う人材として重宝されるのです。

また資格取得や夢実現などの明確な目的のもとあえて既卒を選んだ人に対して、意志の強さや向上心を評価する企業も珍しくありません。
その心意気は、仕事で困難な状況に陥ったときや決断力が試されるときなどに、あなたの強みとして生かせることでしょう。

そして既卒の採用過程では、なぜ新卒で就職しなかったのかを必ず問われます。

卒業後に何をしていたのか、その経験は応募企業でどのように生かせるのかなどを簡潔に答えられるように準備しておくことが大切です。

既卒で正社員を目指すなら今！

既卒が採用されやすい企業は、「未経験者歓迎」を応募資格にしているところや、ポテンシャル採用を行っているところです。

しかし、そういった企業では将来の活躍が期待できる若い人材を求めています。

そのため、年齢が上がれば上がるほど、正社員での就職はますます難しくなります。

若さという特権があるうちに就職活動を始めて、正社員採用を勝ち取りましょう。

▶【驚愕】学歴の影響がないってホント！？既卒の就職のコツ

おわりに、｢仕事探し｣って実は難しくないんです

新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず｢不安｣と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での｢想像とのギャップ｣はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。

｢仕事探し｣というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか？

でも、｢仕事探し｣って実は難しくないんです！

仕事を決めるときに必要なのは｢自分の良いところを武器に前向きにぶつかること｣、言ってしまえばこれだけなんです。

｢でも自分に良いところなんてないよ～…｣なんて嘆いているそこのあなた！長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。

しかしどうしても自分の良いところや強みがわからないときにはぜひ、私たち第二新卒エージェントneoに頼ってください。これまで多数の内定者を輩出した確かな実力を持ってあなたの性格を分析、そして安心して働ける求人をご紹介致します。共に楽しい仕事探しを成功させましょう！

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