既卒でも大手企業に就職できる?不利といわれる理由と採用されるコツ!
既卒にとって、大手の求人は就職が難しい傾向にあります。なぜなら、大手の求人は人気が高いために、競争率が激化しやすいからです。ここでは、大手の求人が難しい理由と、既卒が採用されやすくなるポイントをまとめました。
大手は既卒も採用している!
既卒の方で大手企業への就職を志望していらっしゃる方の中には、既卒という学歴でも採用はしてもらえるのかと不安に感じている方も少なくないかと思います。しかし実際のところ、大手企業も既卒者を積極的に採用しています。
もちろん学歴の高い人材や新卒者の方がより就職には有利ですが、最近では学歴が高くてもそれ以外の能力や人間力の少ない方の存在が目立つようで、銀行員やテレビ局職員などの学歴採用の代表格ともいえる業界においても、それがかなり顕著なようです。
したがって現代は「学歴が高ければ採用される」「学歴が低いから就職できない」という空気感がもはやなく、学歴よりも実力や中身が重視される時代になってきているといえるでしょう。
なぜ既卒は大手採用に不利といわれるのか
大手企業の求人は人気が高いため、新卒・既卒・中途にかかわらず競争率が高くなる傾向にあります。ではなぜそんなにも人気が高いのでしょうか。
理由には、「給料や福利厚生などの待遇が良い」「仕事の規模が大きくやりがいがありそう」「キャリアパスを実現しやすそう」「大手の安心感」などがあげられます。
そのために応募する人が多く、結果として競争率が上がりやすくなってしまうのです。
倍率の高い求人では、書類選考の段階で落とされてしまうことも珍しくありません。このような求人で有利となるのは、有名大学出身・突出したスキルがあるなどといった人です。
逆に既卒にとって、大手のような倍率の高い求人は不利になりやすい傾向にあります。
実は大手ほど既卒を採用している
しかし、既卒であっても受ける職種や業界によってアピールすべきポイントやスキルを踏まえていれば、より内定に近づくことができます。
以外に思うかもしれませんが、実は大手企業であるほど既卒を採用しているというデータもあるくらいで、確かにライバルは多いですが必要な人材であると認められれば学歴や経歴に関わらず採用してもらえるのです。
ぜひ「自分は既卒だから・・・」と落ち込まずに、どんどんチャレンジしてみることをおすすめします。
既卒も大手企業に採用されるコツ
企業分析は必須!
では、大手企業の求人で採用率をあげるためには何をしたら良いのでしょうか。やはり大切なのは、企業の情報を集めてしっかりと分析することです。そのうえで、まずは書類選考を通過しなければなりません。
大手企業に採用されるのは、有名大学出身者の新卒が多い傾向にあります。ですが、そうではない大学から採用されたケースや既卒が採用されたケースもゼロではありません。
採用された理由は様々ですが、「ぜひ採用したい」と思わせる何かがあったという点では共通しています。企業が求めている人材像をしっかりつかんだうえで、自分のアピールポイントなどを伝える工夫をしましょう。
それまで努力したことを洗い出してまとめておく
さて、大手企業は既卒を採用しているとはいえ新卒や高学歴のライバルよりも不利であることは確かです。では、なぜ新卒者や高学歴の人はそんなに就職に有利なのでしょうか?
まず新卒者は若さゆえのポテンシャルがあるため有利となります。それまでに就業経験がないというデメリットがあるにしても、スタートラインを踏むにふさわしいタイミングで就活を行っているためデメリットとは捉えられません。
ちなみに既卒者は学校を卒業してから3年以内であれば新卒枠での応募が可能です。同じ能力を持った新卒に対しては不利になりますが、新卒として挑戦することもできるため視野に入れてみてください。
また高学歴の人についてはロジカルシンキング(論理的思考)がある程度備わっていると考えられる点や、それまでに勉学に励んできたであろう努力面などを評価されます。
まずロジカルシンキングは社会人としてビジネスを進めていく上である程度難易度の高い仕事になると必要とされてきます。この思考が備わることで即座に業務の優先順位をつけることができたり、より効率的な働き方を行うことができます。
しかしこの思考を培うことは簡単ではありません。しかも成人した状態でそのロジカルシンキングをイチから培おうとすることはもっと難しいです。
だからこそ高学歴者などの学生時代に勉強を通してロジカルシンキングを培ってきたような方は重宝されるのです。
また、高学歴者の中には生まれつき頭脳明晰で勉強にさほど苦労しなかったという方もいらっしゃいますが、そういった方はとても稀です。基本的には学生時代必至になって勉強して高学歴を手にした方がほとんどでしょう。
企業側は基本的に人材を採用して研修を行い、指導、教育をしてその社員を一人立ちさせるまでにかなりの費用を必要とするため、出来る限り長く働いてほしいと考えています。
そこで、学生時代に努力してきた事実を図りやすい高学歴者が就活に有利となるのです。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、要するには過去に努力してきた人が就職活動に有利となっているということです。ということは、決して学歴が高くはなくとも、過去に努力してきたことがあれば十分にアピール材料になりえます。
したがって、まずは過去に努力したことを洗い出し、それをわかりやすくまとめておくことが必要です。自分がどんなことに対してどんな努力を行ってきたのか、またそれは何のためかなどをまとめておきましょう。
そうすれば自己PRに盛り込むことも、面接で努力してきたことについて質問されたときに回答することも容易になります。
【既卒就活の教科書】自己分析の方法から書類作成、面接対策まで徹底解説
既卒就活においてまず初めに行うべきことは自己分析を行うことです。実際にアピールポイントを見つける際には、自分の人生を年代ごとでまとめましょう。
ここで気をつけなくてはならないのが、必ず紙に書き出すということです。一つでも多くの自分のアピールポイントを増やし、選考通過率を上げるためにも必ず紙に書いてまとめるということを行いましょう。
そして自分のこれまでの人生を振り返ったら、次は選考で使う要素を抜き出してアピールポイントに仕上げましょう。ここで気をつける点が、アピールポイントを一つに絞らないということです。
人間のいいところは一つだけに絞ることの方が難しく、企業の求める人物像も様々。そのため企業によって自分のアピールポイントを変えるのも選考通過率を上げる手の一つです。
履歴書は面接官があなたから印象を受ける最初の場です。この時の印象が良ければ、面接での評価をプラスでスタートさせる事ができます。
作成時は履歴書でいくつか見られているポイントがあるので、企業に好印象を与えるようにしっかり書きましょう。
さて、このコラムでは既卒の方が就活を始めて企業に応募し面接するまでのやり方を紹介しています。もっと読みたい方はコチラ!
既卒が大手に就職したいならエージェントが効果的
転職エージェントのサポートの中には、既卒向けのものもあります。こうしたサポートを利用するのも、採用率をあげる1つの方法です。
主なメリットとしては、履歴書や面接などに必要なアドバイスをもらえたり企業の詳しい情報をもらえる点です。
また、単純に自分の希望と合致した既卒向け求人を紹介してもらう方法も良いでしょう。自分では見つけられなかった求人に出会うことができるかもしれません。しかし、採用が不利になるデメリットもあるのです。
転職エージェント経由での応募者を採用した企業は、年収の3割前後を手数料としてエージェントへ支払わねばなりません。そのため、転職エージェントを経由しない同レベルの応募者がいると、不利になる傾向があります。
既卒者・フリーターの履歴書は資格などで補おう
就職活動や転職活動において、必ずと言ってよいほど行う就職試験が書類面接です。書類面接では応募する企業に履歴書や職務経歴書を送らなければなりません。
第一関門といっても過言ではない履歴書や職務経歴書を書くことは決して簡単なものではなく、最初はなんとなくでしか書けないものです。これをいかにしてコンプリートするかが就活において大切になってきます。
履歴書や職務経歴書ではある程度書くべき内容が決まっています。書き方の明確な規定はありませんが、最低限書くべき項目を抑えなければ役に立たなくなります。
困った場合には市販の履歴書や職務経歴書を購入したり私たちのような転職支援サイトなどを活用すると、採用に役立つ履歴書・職務経歴書を書くことができます。
そして履歴書・職務経歴書に必ず書くべきことのひとつが学歴と職歴で、自分のこれまでの経歴を丁寧に書いていくことになります。基本的な書き方というものがあるのでそれに準じて書いていくのがおすすめです。
学歴・職歴のほかにも、志望動機や自己PRなどを書いていく項目が必ずと言ってよいほどあります。こちらの方が採用担当者の注目している可能性が高いため、採用につながるような資格や経験を積極的に書いていくことが重要です。
さて、このコラムでは主に既卒者に向けて履歴書の書き方をお伝えしています。続きはコチラ!
まとめ
大手企業の求人が気になるあまり、「燃え尽き症候群」になってしまう既卒者も珍しくありません。大手にばかりこだわらず、中小企業にも目を向けてみてはどうでしょうか。案外希望に合致した求人が見つかるかもしれません。
おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。
「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。
しかしどうしても自分の良いところや強みがわからないときにはぜひ、私たち第二新卒エージェントneoに頼ってください。これまで多数の内定者を輩出した確かな実力を持ってあなたの性格を分析、そして安心して働ける求人をご紹介致します。共に楽しい仕事探しを成功させましょう!