知らなきゃヤバイ!就職を目指す既卒が面接で注意すべきポイント
既卒とは学校を卒業したものの、就職はしていない人をさす用語です。既卒になると、新卒に比べて就職がぐんと難しくなると言われています。しかし、たとえ既卒であっても、面接対策をしっかり行うことで正社員として採用されることは可能です。
そこで、ここでは、既卒が面接で注意したいポイントについて紹介していきます。
面接は第一印象が大事!清潔感のある身だしなみを
面接というと、何を話したらいいだろうか、質問にうまく答えられるだろうかといったことに気を取られがちになります。
しかし、実は話の内容と同じくらい重要なのが「身だしなみ」なのです。
企業の採用担当者は、短い時間でたくさんの応募者の是非を判断しなければなりません。
第一印象が悪ければ、それだけで大きく減点される可能性が高くなります。
面接で少しでも良い印象を持ってもらうためには、身だしなみをしっかりと整えることが重要なのです。
面接は、基本的にスーツで受けます。
既卒の中には、大学時代に就職活動をした経験があってリクルートスーツを持っている人もいるでしょう。
既卒の就職活動でリクルートスーツを着るのはあまりふさわしくないとする意見もありますが、基本的には着用しても問題はないでしょう。
ただし、リクルートスーツが傷んでいたりサイズが合っていなかったりする場合は周囲にだらしない印象を与えてしまいますので、あまり良くありません。
働きはじめれば必要になるものですので、ビジネススーツを用意しましょう。
スーツは紺や濃いグレーなどの落ち着いた色を選び、ワイシャツ、ブラウスは白にするのが無難です。
男性は髭をきれいに剃り、女性は濃いメイク、ネイルは避けましょう。
髪をすっきりとまとめると、清潔感が生まれます。
靴は、男性は黒の革靴、女性はヒールが低い黒のパンプスが無難です。
▶【既卒の求人のホント①】大手企業に採用されるのは難しいの?
はきはきと明るく、姿勢よく話す
面接での印象を良くするためには、話し方も意識する必要があります。
自信がないからと小さな声でぼそぼそと話したり、緊張のあまり早口でまくしたてるように話したりしてはいけません。
コミュニケーションが取りづらい人と判断されてしまう可能性が高いです。
面接官の顔を見ながら、はきはきと話すように心がけましょう。
このときじっと相手の目を見つめ続けて話すのは不自然ですので、鼻のあたりに視線をおくと良いでしょう。
また笑顔で話すことも大切です。
無表情だったりつまらなさそうな表情を浮かべていたりしては、良い評価を得るのは難しいでしょう。
緊張してしまうのはしかたがありませんが、面接前に深呼吸をするなどしてできるだけ気持ちを落ち着かせることが大切です。
普段あまり笑わない人は、面接の時だけ笑顔を作っても不自然になる可能性があります。
日ごろから鏡を見て笑顔を作る練習をしてみると良いでしょう。
そして面接中の姿勢も大切です。
背を丸めてうつむきがちに座って話しては、どんなに話の内容が良くても説得力に欠けてしまいます。
椅子に浅く腰かけて体をもぞもぞと動かしたり、髪や顔をしきりに触ったりするのも、落ち着きがない人という印象を与えてしまうでしょう。
面接中は椅子に深めに腰かけ、背もたれにはもたれずに背筋をピンと伸ばし、顔は真っすぐに前に向けて座るのがベストです。
自信があるように見え、話す内容にも説得力が生まれます。
面接のときだけ良い姿勢を保ち続けるというのは意外と難しいため、日ごろから意識しておくと良いでしょう。
よく聞かれる質問にどう答えるかを考えておく
既卒の就職面接では、よく聞かれる質問がいくつかあります。
短い面接時間で良い印象を持ってもらうために、想定される質問に対してはどのように答えるかをあらかじめ考えておくことが大切です。
ただし、答えの文章を作って一言一句暗記するということはやってはいけません。
なぜなら、いざ面接になってみると、緊張のあまり用意した文章の冒頭が出てこずに頭が真っ白になってしまったといった失敗が起こることがしばしばあるからです。
また丸暗記した回答をセリフのように話すと、面接官に不自然な印象を与える可能性もあります。
そこで、想定質問にはこう答えようという内容の方向性や要旨のみを決めておくのがおすすめです。
そうすれば、面接でも自然な流れで答えやすくなります。
それでは、既卒が聞かれやすい質問にはどのようなものがあるかを見ていきましょう。
既卒の理由は?
既卒の面接で聞かれる可能性が最も高い質問が「どうして既卒になったのか」です。
学校を卒業した後に就職しなかった理由は人それぞれでしょう。
「就職活動はしたがどこにも決まらなかった」というケースもあれば、「そのときは働く気がなかった」というケースもあります。
中には家庭の事情でやむなくという人もいるでしょう。
この質問に答える際に大切なのは、ネガティブになりがちな理由をそのまま伝えないということです。
たとえば、
「新卒の就職活動では業種を絞りすぎて内定をいただけなかった。その点を反省し、現在は視野を広げて幅広い業種で就職活動を行っている」
といったように、できるだけ前向きな印象を与えられる回答をすることが大切です。
これまで何をしていたのか
既卒であれば、学校を卒業してから面接を受けるまでの間に空白の期間があります。
この期間に何をしていたのかを尋ねられることも多いです。
就職活動やアルバイト、資格取得など取り組んでいたものがあれば、簡潔にまとめたエピソードとともに伝えると良いでしょう。
空白の期間に何らかの目的意識を持って将来のために行動していたと伝えられれば、面接官に良い印象を与えることも可能です。
問題は、何もせずだらだらと過ごしてきた場合です。
正直に答えにくいですが、下手な嘘をついたりごまかしたりはしない方が良いでしょう。
面接官はプロですので嘘をついたところで見抜かれますし、そうなれば信用のできない人間だと判断されてしまいます。
素直に「これまでは漫然と過ごしてきたが反省している、今後はしっかり働きたいと考えている」と伝える方が良いでしょう。
なぜ弊社を希望しているのか
既卒に限らず、新卒や中途採用の就職面接でも聞かれることが多いのが志望動機です。
企業がこの質問をするのは、どれくらい自社の仕事に興味を持って志望しているのかを知るためです。
そのため、「御社の将来性に魅力を感じた」といった具体的な内容のない回答では意味がありません。
「給料が良かったから」といった待遇面を挙げるのも避けるべきです。
説得力のある志望動機にするためには、まずは応募企業のことをよく知る必要があります。
企業研究を行って、どんな特徴がありどんな業務を行っているかを調べましょう。
その上で、そういった特徴のある企業だから自分がしたいことができると考えて志望したという方向性でまとめると良いでしょう。
就職支援サイトで効率的な就職活動を
既卒は、残念ながら新卒に比べて就職が決まりにくい傾向があります。
就職活動を始めたものの、何社も応募しているのになかなか面接までたどりつけず、やっと面接が決まっても落ちてしまうという既卒も多いでしょう。
また既卒では、大学生や専門学校生のように就職課に相談することもできません。
1人で就職活動をして、失敗の原因がつかめずに行き詰まることもよくあります。
もしも就職が決まらず悩んでいるなら、既卒のための就職支援サイトを活用するのがおすすめです。
就職支援サイトで相談すれば客観的な視点からアドバイスを受けられますので、効率的な就職活動ができるでしょう。
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そのため、それぞれの事情に合わせたきめ細かな対応が可能です。
希望や能力に応じて厳選した求人を紹介し、書類の書き方から面接の受け方までアドバイスをしますので、自信をもって就職活動に臨めるでしょう。
おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。
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