未経験で事務職に転職したい第二新卒が知っておきたい面接対策
第二新卒として事務職に転職したいと考えている人が「未経験だけれど大丈夫か」と悩むことがあると思います。書類選考が通ったと仮定して、面接でどのようなアピールをしたら良いのでしょうか。重要なポイントを二つの角度から確認しておきましょう。
事務職には何が求められているかを確認しよう
面接対策をする上でまず考えなければならないのが、どのような能力のある人を求めているかを知ることです。事務職の人材の募集は第二新卒向けにもしばしば行われています。新卒でもなく、一般的な中途採用でもない第二新卒枠に応募するときには求められている点も違うと認識しておきましょう。
新卒では本当に社会人として働いた経験がない人を募集していて、これから事務職としての基礎から覚えさせる代わりに長く働いてもらおうというのが意図です。この場合には会社の風土に合った人材として育て上げていくことが目指されています。そのため、社風に合った考え方を持っていることが求められ、意欲もあれば十分と考えてもらえるでしょう。
一方、中途採用の場合には即戦力が求められるのが一般的です。経験があるのが前提になることが多く、未経験の場合には面接にも呼んでもらえない場合がほとんどです。ただし、事務に役に立つスキルや資格を持っている人の場合には未経験でも大丈夫な場合があります。実務経験はなくてもすぐに慣れてくれると考えられるからです。
基本的に事務の仕事は正確さと迅速さの二つが求められます。スキルがあると処理能力が高く、最初は経験者に比べて仕事が遅くてミスが目立ったとしても、最終的には正確かつ迅速になると考えられるのです。
それでは、第二新卒の場合にはどうなのでしょうか。未経験でも募集しているというケースでは即戦力として求められているわけではありません。しかし、新卒とは違って手取り足取り教えなければならないような人材だとは考えてもいないので注意しましょう。
社会で何らかの仕事で働いた経験があり、すぐに現場に順応できる社交性やビジネスマナーをわきまえているのを前提にされます。そのような新人教育が必要ないだけで会社にとってはコストダウンになるからです。それに加えて、事務の仕事は何をするかをよく理解していることも求められます。実際に携わったことはなくとも、会社で働いた経験があれば事務とのやりとりをする機会があります。どんな仕事が事務に任されていて、どのようにして対応することが求められているのかを把握しているのが重要です。この点をわきまえた上で若くてやる気があることや、すぐに戦力になるところまで成長できるポテンシャルがあることをアピールできれば面接を通過できるでしょう。
▶第二新卒にあたる人が派遣から正社員に転職するときの仕事の選び方を考えよう
未経験でも戦力になるエピソードを探そう
未経験の人が事務職を希望するときには面接での印象が大きく合否を左右します。運良く書類選考を通過できたら、いかにして自分を印象付けるかをよく考えましょう。会社にとって役に立つ人材だと理解してもらうことが最も大切です。したがって、そのために必要な能力を発揮した経験があることを示すのが効果的でしょう。今まで仕事を通して何を経験してきたかを思い起こしてみて、事務職で求められている能力があると説明するのに適切なエピソードを語れるようにするのが効果的です。
例えば事務が仕事に追われていて社内業務全体が滞るような事態があり、ヘルプとして事務の仕事を手伝った経験があるというのならそれに越したことはありません。
しかし、なかなかそのような事務経験に直結するようなエピソードがある人はいないでしょう。なのでほ他にも書類を取り扱う仕事が多いことに着目し、大量の書類を正確に処理してきた経験があるという観点からエピソードを探すのは良い考え方です。実際に取り扱う書類の性質も量も異なりますが、書面に書いてあることを理解して正しい手続きをするというプロセスを体得しているならすぐに現場に順応できると判断してくれるでしょう。デスクワークを手早くこなせるという観点も重要で、他の専門的な仕事であっても書類の準備が早くて褒められた経験があれば話題にしてみると良いと考えられます。
例えば営業に必要な書類の作成を急に頼まれてしまったけれど必要な情報を取りまとめて期日までに間に合わせるのに成功し、その営業も成功につながったというエピソードがあれば魅力的です。このように作業の迅速さや正確さを伝えられるようなエピソードを探して簡潔にまとめておくと面接で役に立ちます。
第二新卒だから考えておきたいポイントとは
第二新卒の立場で仕事中にあった魅力的なエピソードを伝えようとしても見つからないこともあるでしょう。まだ働いて何年も経っていないので、見習いとして教わる一方だったという人もいるはずです。それでも事務職を希望したいと思うなら、アピールポイントを他のところから探してみましょう。第二新卒に対して全般的に求められていることを全て兼ね備えているというのは十分な魅力です。ビジネスマナーがしっかりとしていることを言葉や態度で示すことができれば面接で高い評価を受けられます。また、熱意があるということも重要で、事務職がいかに自分に向いていてやりがいがあるかを説明できるようにしておくのも肝心です。ただし、自分の言葉で説明できるようにしておくことは必須です。インターネット上や就活本などに書いてあるありきたりの言葉を並べても面接官には強い印象を与えられません。自分なりに言葉を噛み砕いて、やる気があることを伝えるように心がけましょう。
何をアピールするかで悩んだらプロと相談しよう
事務職を志望するにあたってやはり何をアピールしたら面接を通れるのかがわからないと思ったら、プロと相談して考えるようにしましょう。私たちは第二新卒の人のように若い人たちの転職をサポートする事業を展開しています。企業と人材の橋渡しをするプロとして、企業が事務職に何を求めていて、あなたにそれを満たすどんな魅力があるのかを探し当てるのが私たちの役割です。それが企業にとってもあなたにとっても良い結果につながると信じて人材紹介を行っています。
多くの第二新卒の人が未経験で転職したいと考えてアピールすべきポイントで悩んでいるのは事実です。その相談を受けてきた経験が豊富にあるので、どんなエピソードを話すと印象が良いか、どのような発言をすると評価が下がるのかといったノウハウもあります。悩んだときにはまず私たちのようなプロと相談して、アピールポイントを探し出しましょう。
アピールポイントがしっかりしていれば可能性はある
事務職は人気があるので未経験の第二新卒を募集しているときでも厳しい競争になりがちです。アピールポイントを見つけて、効果的な方法で面接官に伝えられるかが採用の可否を分けるため、十分に面接対策をしましょう。
第二新卒に求められているのは即戦力として必要な経験ではありません。未経験でも事務職としてすぐに成長できるポテンシャルがあるかどうかが重要になります。社会人としての基本的な素養を身につけていると理解してもらえるだけでも第二新卒は採用される可能性があります。アピールポイントを探し、重要なものに絞り込んで適切に伝えられるようになりましょう。私たちがそのサポートを行いますので、事務職への転職を検討するときにはご相談下さい。
おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです
新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。
「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?
でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!
仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。
「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。
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